Copilot Agent使用時にVS Codeのファイル変更が反映されない時の対処法

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Copilot Agentを使っていて、VS Codeでファイルやディレクトリを削除したのに元に戻ってしまう、変更が反映されないという問題に遭遇しました。同じ問題で困っている方の参考になれば。

問題:削除したファイルが勝手に復活する

VS CodeのExplorerからディレクトリを削除しても、VS Codeを再起動すると復活してしまう現象が発生。最初は拡張機能やキャッシュの問題かと思って調べていましたが...

原因:Copilot Agentが独自にファイル状態を管理している

実はCopilot Agent自体が原因でした。

重要なのは、Copilot AgentがVS Codeとは独立してファイルの状態を管理しているということです。

Copilot Agentの変更追跡画面

上のスクリーンショットのように、Copilot Agentは変更されたファイルを一覧表示し、各ファイルに対して:

  • 保持ボタン
  • 元に戻すボタン
  • ×ボタン(変更を破棄)

を提供しています。

問題の核心:

  • VS Codeでファイルを削除しても、Copilot Agentの履歴には残り続ける
  • 「保持」「元に戻す」「×」のいずれかを押さない限り、Copilot Agentは古い状態を保持し続ける
  • この状態でVS Codeを再起動すると、Copilot Agentが「正しい状態」として復元してしまう

つまり、VS CodeのファイルシステムではなくCopilot Agentがコンテキストやファイル状態を管理しているため、VS Code側での操作だけでは完全に削除されないのです。

対処法

1. Copilot Agentで明示的にファイル変更を処理する

最も重要: ファイルを削除した後、必ずCopilot Agentの変更リストで該当ファイルの×ボタンをクリックして、変更を破棄してください。

「保持」や「元に戻す」を何も押さずに放置すると、ファイルの変更が反映されません。

2. すべての変更を確認・処理する

Copilot Agentの変更リストに表示されているすべてのファイルについて、適切なアクション(保持・元に戻す・破棄)を実行してください。

3. VS Codeの再起動

すべての変更を処理した後、VS Codeを再起動すると確実に反映されます。

まとめ

Copilot AgentはVS Codeとは独立してファイル状態やコンテキストを管理しています。これにより、VS Codeでファイルを削除してもCopilot Agent側で適切に処理しない限り、変更が反映されない問題が発生します。

重要なポイント:

  • VS Codeのファイルシステム ≠ Copilot Agentの管理状態
  • ファイル操作後は必ずCopilot Agentの変更リストを確認
  • 各ファイルの×ボタンで明示的に変更を破棄する

この仕組みを理解すれば、Copilot Agentとスムーズに連携できるようになります。